株式会社満室計画
9:00-18:00
土曜日、日曜日、祝祭日
2021年05月14日
賃貸経営にまつわる!知っ得情報をご紹介!

木材不足と高騰の原因は?日本の木を使って解決することはできないの?

現在、住宅業界で問題として挙げられているのが

木材不足と高騰

です。

海外からの木材の仕入れが減っていることから、業界全体で木材の不足と高騰に悩まされております。

でも、ちょっと待ってください。

日本って見渡す限り、木はたくさん生い茂っていますよね?

なのにどうして木材が不足しているのでしょうか。

海外から輸入せずとも日本の木材を使えばよい話なのでは。。。

そうはいかないんですね。

なぜ、木がたくさん生い茂る日本でも木材不足、高騰が叫ばれているのでしょうか。

その疑問を解決していきます。

政府広報オンライン 国産材の現状について

そもそも、なぜ木材の輸入が減っているの?

現在の深刻な木材不足・高騰には、新型コロナウイルスが影響しているのです。

コロナは全世界で大きな打撃をもたらしましたよね。

その中の一つの国、アメリカでは在宅時間が増加したことにより、郊外に一戸建てを新しく建てて住む方がとても増えました。

家を建てるためにはもちろん木材が必要ですね。

また、中国では、いち早くコロナの封じ込めに成功し、経済活動が再開されたことによって木材の需要が高まりました。

そのため、木材はアメリカと中国で沢山使用されており、日本の分まで余裕がない状況です。

少し確保できたとしても数が少ないため、価格の高騰は避けられません。

それに加えてさらに木材不足を加速させた原因が、

コンテナ不足

です。

木材を海外から運ぶためにはコンテナが必要です。

にもかかわらず、コンテナの荷物を下ろすための人出が不足しています。

ですが、コロナの影響によって外に出ない生活がスタンダードになりつつあり、運ぶものは増加する一方です。

運ぶものは多いのに、その荷物を下ろす人は不足している。

それによってコンテナが港に滞留してしまい、結果としてコンテナ不足となってしまっているのです。

アメリカと中国での

木材の需要の増加コンテナ不足

この2つが重なって日本の木材不足・高騰が重症化しています。

それなら日本の木を使えばいいのでは?

日本で使用されている木材のうち、約7割が海外からの輸入で、国内の木材、国産材の使用はわずか3割ほどです。

ですが、日本の国土はおよそ7割が森林であるというのに、なぜここまで海外輸入に頼っているのでしょうか。

日本にたくさんある森林の木を使えば、現在問題となっている木材不足なんて起きないような気がするし、スギやヒノキの花粉症も楽になって一石二鳥な気がするのですが、、、。

そうはいかないんですね。

ここからは、なぜ日本の木を使用して、木材不足を解決できないのかの理由を解説していきます。

日本の木が使われない理由①価格の差

1つ目の理由が、国産材と輸入材の価格の差です。

日本では昭和30年代に木材の需要が増加し、供給が不足しました。

それにより国産材の価格の高騰も避けられない状況になったのです。

日本国内の木の需要と供給のバランスが崩れ、価格は高騰。

しかし、木材は絶対に必要、植えたとしても数年で使用できる大きさになるわけもなく、、。

そうなると、木材の不足と高騰を解決するためにも海外に頼るしかありません。

そのような理由から、木材不足や、高騰問題を解消するために昭和30年以降から徐々に海外から木材を輸入するようになり、昭和39年には

木材輸入の自由化

が完了し、安く、大量に入手でき、質も十分な海外の木材が供給のメインへと変わっていきました。

そこからずっと変わらず、海外の木材がメインで使用されている状態なのです。

そのため、海外の木材が手に入らなくなったいま、木材不足に悩んでいるという状況です。

だって、大量に質の良いものを手軽に低価格で手に入れられるのであれば、手に入れますよね。

日本の木が使われない理由②林業従業者の減少

きれいで丈夫な家を建てるためにも、住宅に利用する木材は品質がよいものであることが望ましいです。

ですが、日本の木はまっすぐ、きれいに乾燥させるのが難しいものが多いため、満足に使用できる状態の木材にするまでに時間も費用もたくさん必要となってしまいます。

また、木を丈夫に強くするためには、間伐などの手入れが必須です。

間伐をし、木の成長を促すことで、1本1本の幹が太くなっていきます。

にもかかわらず、林業の人出は不足し、また、高齢化も進んでおり、間伐や主伐をする人員の確保ができないという状況に陥ってしまいました。

木を丈夫にすること、伐採すること、使用できる状態までもっていくこと、すべてに必要な人手が不足してしまっているのです。

元をたどると木材の輸入自由化により、国内木材の供給率が低下し、仕事が減ったことから来ているのですね。

ただ、こちらの林業従事者の不足問題に対して、現在は、

「緑の雇用担い手育成対策事業」

が実施されており、林業の就業者を募っていることから徐々に回復しているようです。

Renottaで空室改善

復活にはまだ時間がかかりそうです

日本で使用される木材の7割である輸入材の不足と高騰にはおそらく時間がかかるでしょう。

また、国産材の供給が増えるのもすぐは難しいです。

当分はこの厳しい状態が続いてしまうかもしれません。

コロナと木材の不足・高騰ともにはやく終息することを祈るばかりです。

「リフォーム」と「リノベーション」の違い

ガス給湯器と電気温水器っていったい何が違うの?


この記事を書いた人
伊藤かな子 伊藤かなこ
伊藤かな子
store

会社概要

株式会社満室計画
label

タグ一覧

arrow_upward