意外と知らない!? 自動送金と口座振替の違い
公共料金や家賃、その他習い事などの毎月の支払い
忘れていると大変ですよね。
銀行やコンビニ以外にもスマホからでも支払いができるようになり、
時間や場所に縛られなくなりましたが、
やはり、忘れてしまうことはどうしようもなく、
面倒なことには変わりありません。
そこで、公共料金などの月々の支払いは口座振替にすることがほとんどですね。
その、口座振替ですが、銀行で手続きをする自動送金と混同されることがあります。
どちらも、自分の銀行口座から自動的に支払いがされるので、
一緒のような気がしてしまうのかもしれません。
違いをざっくりと説明すると、
支払い先に、自分の口座情報を提出して自動で引き落としをしてもらうのが
「口座振替」で、口座をもっている銀行へ支払先や金額、送金日を提出して
定額を送金するのが、「自動送金」です。
では、もう少しだけ詳しく
口座振替
主に公共料金の支払いはこれ
最初に「口座振替申込書」に銀行口座を記入し銀行印を押して電力会社や水道局へ出して、銀行口座から自動的に引き落としをしてもらいます。
なので、自動引き落としとも言います。
賃貸マンションの管理会社やスポーツジムなどでも、これを利用して顧客から集金していますね。
では、その企業側ではどんな仕事をしているのでしょう?
口座振替をしようとすると、企業は毎月銀行へ金額のデータを出さなければいけません。
しかし、顧客によって使用している銀行はそれぞれ違いますので、
本来はそれぞれの銀行へデータを出さなければなりません。
それは大変な作業だということは容易に想像つきますよね?
そこで、それを代わりにやってくれる(集金代行サービスとかいいます)
会社があります。
ほとんどの企業はそういった会社に、毎月、一括でデータを出しています。
※集金代行サービスをする会社がなかった時代、
それほど規模の大きくない企業では、1つの銀行でのみ口座振替をしていました。
よって顧客は、自動引き落としにする場合、
その指定された銀行に口座がなければ、新たに作らなければなりませんでした。
集金代行サービスをする会社ができて、企業も顧客も大変便利になりました。
自動送金
駐車場などの個人家主への支払いや、仕送りはこれ
自分の口座がある銀行で、本人が手続きします。
送金先・送金日・金額などを記入し銀行へ提出すると、毎月定額が送金されます。
ここで注意が必要なのは、
送金をストップしたいときや金額を変えたいときは、
変更届を出さなければなりませんし、
期間が設けられていることがあり、継続する場合は再度手続きが必要になります。
駐車場の解約を申し入れたのに、口座振替と勘違いをしていて
銀行へ解約の手続きをし忘れていると支払いがされてしまいます。
(口座振替の場合は、企業側が金額データの送信を停止させるので、
顧客側での手続きは必要ありません。)
毎月、銀行から自動で支払われているもの、ちゃんと把握できていますでしょうか。
通帳記入を何年もしていないという話をよく聞きますが、大丈夫でしょうか?