◼家賃滞納回避のため 知っておきたいこと
●「入居者審査」と「家賃保証会社」
家賃滞納を防ぐためのポイントは「入居者審査」と「家賃保証会社」です。
滞納があった場合は、入居者に連絡し、その後の入金確認をしなくてはならないなど手間です。数日遅れや1回だけならまだしも、数カ月や1年など継続的に滞納されてしまうことは絶対に避けたいものです。
滞納を防ぐためにも入居者を決める際に心がけたいのは、下記のように、入居者の状況と人物をきちんと見ることです。
●入居者審査の際に、勤務先や年収などをしっかり確認し、家賃滞納をするような家計状況に陥りにくい人物か確認する
●仲介した不動産会社から、入居者の雰囲気等を聞き、家賃滞納をするような無責任な人物でないか判断する
●(b)連帯保証人の勤務先や年収などをしっかり確認しておく
ただ、転職やリストラ、勤務先倒産など、入居者の家計に予期しない変化が訪れる場合もあります。また、入居希望者に対して目の肥えた不動産会社といえども、人物の評定が難しい面もあります。連帯保証人に関しても同様です。
そうした事態を防ぐための手段として、入居者に「家賃保証サービス」へ加入してもらう方法がございます。家賃保証サービスとは、入居者に一定の保証料(入居時に家賃1カ月分、毎月、家賃の0.5%など会社によって異なる)を、家賃保証サービスを提供している賃貸保証会社に支払ってもらい、家賃滞納が生じた場合、賃貸保証会社が一定期間の家賃を貸主に支払うシステムです。
これは、貸主にとっては負担が少ないのに保証が得られるというメリットがあり、入居者にとっては連帯保証人がいなくても賃貸契約を結べるメリットがあります。だが、入居者にとってコストがかかるというデメリット面もあり、物件によっては、家賃保証サービス加入という条件付きだと、入居希望者が現れないことも想定されます。その場合は、貸主負担で家賃保証サービスに加入することも有効とおもわれます。
また、サブリース(一括借り上げ)を利用する場合なら、月々の家賃収入は保証されているので安心だ。ただし、サブリースは1物件を対象としている会社が少なく、受け取る家賃も相場より低くなるのが一般的です。
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