不動産投資でもっとも重要な銀行融資対策。
先日、自社物件、お客様の物件と融資の決済を3連続で行いました。
疲れますね。
私自身は決済当日はそんなにやることもなく、その場に居合わせているだけの様子なんですが、
しかし何かと気苦労があると言いますか、、、
そもそも銀行の応接で行うことがほとんどなのですが、静かに同じ場所にじっとしていなければいけないのが大の苦手ですから、本当に辛抱が必要です。
かえってやることがある方が落ち着きます。
さて本題のその決済に至るための「銀行融資対策」です。
某地銀さんに置ける不正融資が取り沙汰されて久しいですが、金融庁が怒ってしまって、どうなんってんだぁーーーーー!!と、とばっちりを受けたのは真面目に営業なさっている他の金融機関さんですが、それでも皆さん首をすくめて、じっと波風が行き過ぎるのは静観しているのが現状でしょうか。
まぁ本当に当分は不動産向け融資は厳しい局面を迎えることと思います。
しかし悪いことばかりでもなく、買える人にとっては、融資が付かないと物件価格も下がる傾向になりますから、より有利な状況で買い場を迎えることになりますね。
名古屋の不動産が高止まりしていた感もあるので調整が入ってちょうどかなぐらいに私の周りは捉えています。
どんな時代になっても、どんな融資情勢になっても、社会に提供する役務に価値があれば、応援して頂けるでしょうし、必要として頂ける限りは繁栄するでしょう。
融資を受けるために、会社や事業の成績表である決算書などを良くするのは当然のことですし、たくさん働いて出た利益は納税するのが国民の義務です。
賃貸住宅経営において、そこに住まわれる人たちの快適な住環境や生活を提供することを第一義に考えていれば、自ずと金融機関にどんなプレゼンテーションが必要かは見えてくるはずです。
不動産投資本を100冊以上は読破しておりますが、みんなテクニカルなことが人気があるのかハウツーみたいなことを書いています。確かに土俵に載る為の最低限のテクニックも必要なのかもしれません。
私個人の実感としては、定量で量れることに重きをおいてしまうことより、最後は人を見て貸すではありませんが、物件の評価よりも金銭消費貸借契約を結ぶ、相手本人に重きを置いた人間性の成長こそが事業の成長や繁栄があるように思います。
その上で地元だけで事業展開するのであれば、お付き合いする銀行を都市銀行に拘らず、信金さんや地銀さんに自社を理解して貰う努力をしてより良い関係を結ぶことが全うだと思います。
定量分析ありきが生んだ、スルガの不正ごまかしを生んだと思います。
人を見て貸していればこんなことは起こり得ないことでしょう。
賃貸住宅経営も事業である以上は事業性融資を受ける覚悟で事業の見通しや計画を経営者自身が金融機関に説明し理解を得る。当然のことです。
しかし、人を観ず、数字だけで融資のノルマをこなすだけでやっていればそれはいつかは終わりが着ます。
通常の経営をする限り、正常な決算内容なら数行の信金さんと地銀さんとお付き合いしていれば困ることはないでしょう。
融資を受けて物件を購入する不動産賃貸業でも10行で事足りるのではないでしょうか?
その上で、事業の成績表である決算内容に徹底的に拘って、年に一度の決算報告とは言わず金融機関さんに褒めてもれるような点数を出して、毎月でも報告にお伺いできれば、それが一番の金融機関さんとの良好なお付き合いだと思います。
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