無垢フローリングのサンプルを数社取り寄せてみました
こんにちは。
前回のブログで、賃貸で良く使用する床材についてまとめました。
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「フローリング」と「フロアタイル」と「クッションフロア」の違い
前回のブログでは、無垢のフローリング材は、賃貸ではほとんど使いません。と記述いたしました。
価格が高く、メンテナンスが大変なので、賃貸では不向きと考えられるからです。
ですが、裏を返すと無垢フローリングを使用している賃貸マンション・アパートは数少ないと言えます。
よって、近隣競合賃貸物件との差別化をはかることができます。
では、無垢フローリングにはどんな特徴があるのでしょう?
また、合板と呼ばれるフローリングとはどこが違うのでしょう?
詳しくご紹介いたします。
■無垢フローリングと合板フローリングの違いとは
フローリングには、主に「合板」「無垢」の二種類があります。
どちらも木のフローリングではあるのですが、合板の場合、名前の通り、ベニヤ板を何枚か貼り合わせて厚みを出したものの上に、薄い天然の木を貼って形成したものの事を言います。
尚、貼り合わせには接着剤が使われています。
対して無垢フローリングは、貼りあわせをしていない天然木100%の板を使ったものになります。
混じりものが無い、という意味もあって、無垢と呼ばれています。
サンプルの写真を見ると、違いがわかりますね。
■無垢フローリングの特徴
100%天然木の無垢フローリングは、木ならではの優しい印象で、癒しを与えてくれるというのは勿論、 天然木ならではの持つ優れた特徴を屋内でも十分に発揮してくれます。
【調湿性】
木は天然物ですから、建材として加工されてもその特性を失いません。
そんな無垢フローリングの特性の一つが「調湿性能」です。
梅雨から夏にかけての暑くて湿気の多い季節は、湿気を吸収し、空気をサラッとさせてくれますし、逆に寒くて乾燥する冬は、湿気を放出、お住まいの空気を快適に保つ助けになってくれます。
尚、湿気を吸い込むと、無垢のフローリングは少しだけ膨張します。
そのため、施工する際は、ほんの少しだけ隙間を空けて張る必要があります。
隙間が無いと、膨張した際に反ってしまう可能性があるのです。
【快適な肌触り】
触った際の感触が本当に気持ちがいいのも無垢フローリングの特徴です。
無機質な手触りの合板に比べ、無垢は、ほんのりと温かみを感じることができます。
これは、天然の木材が空気を含むからです。ですから、特に冬に感じる床の冷たさを軽減してくれます。
夏は夏で、サラッとした気持ちの良い感触を楽しむことできます。
【経年するごとに味わいが増し、劣化を感じません】
天然の木材は、経年するごとに、色が少しづつ変わってゆきます。
これは痛んだというのではなく、紫外線を受け、成分が変化するからです。
この色合いの変化がまた、無垢の床を味わい深い雰囲気に変えてくれるのです。
■ 無垢材の特性を十分に発揮させるなら、自然塗装仕上げを
このように、多くの優れた特性を持つ無垢フローリングですが、ウレタンコーティング仕上げをしてしまうと、無垢の表面が塞がってしまうので、調湿性能はあまり望めなくなってしまいます。
その性能を十分に発揮させたい場合は、オイルなどの自然塗料 を使った仕上げをおすすめいたします。
ただ、自然塗料仕上げをした場合、汚してしまった際にシミが出来やすくなります。
ペットと暮らしている、小さなお子様がいるといったご事情で、床の汚れが気になる方は、性能についてご承知の上、コーティング仕上げをお選びになる方も多くいらっしゃいます。
■ 無垢フローリングのデメリットは?
何にも変えがたい快適をもたらしてくれる無垢フローリングですが、デメリットもあります。
やはり、天然の木であることから柔らかく、キズがつきやすいという点です。
また、天然木のため、経年で若干の狂いが出ることがあります。
※合板フローリングは、そういったキズや狂いが生じないようなフローリングとして開発されたものなんです。
そして、
■賃貸マンションと無垢フローリング
では、賃貸マンションのリフォームにおいて、
本当に無垢フローリングは、手が届かないほど高額なものなのでしょうか?
また、手に負えないほど、メンテナンスが大変なのでしょうか?
確かに、価格は、合板フローリングより高いです。
しかし、合板フローリングだって、タダではありません。
つまり、差額で考えれば、手が届かないということはないのです。
次に、メンテナンスが大変だという話しですが、
一番言われることは、
反ったり、割れたりするんじゃないか? ということですね!
しかし、それは、材料の品質次第です。
キチンと乾燥させて、キチンと製材加工していれば、
それほど反ったり、割れたりということは起こりません。
無垢フローリングは、生きて呼吸している素材なので、
夏の湿気が多い時期には、膨張し、
冬の乾燥した時期には、収縮するという性質を持っています。
冬場の施工時には、名刺1枚程度の隙間を確保しながら、
施工すれば、夏場に「盛り上がり」が発生することもありません。
そして、夏場の施工は、隙間を空けずに施工すれば、
冬場に、「隙間が出来る」ということはないのです。
■各社のサンプル比較してわかったこと
数社の建材屋さんからフローリングサンプルを取り寄せてみましたが、
無垢フローリングは、木の種類、仕上げや継ぎ目、厚み、巾、も様々で
天然ものなのでひとつとして同じフローリングはありませんし、
会社によって仕上がりも全く異なります。
同じアメリカンウォールナットでもこれほど種類があります。
競争の激しい賃貸住宅に、無垢フローリングを使用することで差別化をはかることができます。
無垢フローリングを取り入れてみたい、話だけでも聞きたいという大家様、オーナー様は、
名古屋市の賃貸住宅は満室計画にご相談くださいませ。
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